trosk’s diary

死んじゃった!夫を亡くした妻のブログ。まだまだ人生やりたいことがたくさんあった。これからって時期にパートナーがいなくなった。それでも生きなきゃいけない。人生って過酷。生きなきゃいけないから前を見たい。苦しいんだけど笑いたい。

死を受け入れるという選択肢

私には夫の余命宣告はいつまでも現実味がなかった。

 

あり得ない。

 

考えもしない。

 

いくら言われても本当に全然そう思えなかった。

 

 

今思えば気力だけでつないでいた命かもしれないが

 

 

治るとしか思えなかったし、治る以外に考えてはいけないと思っていた。

 

 

 

在宅での治療に切り替えて、穏やかな日々を送ることに専念する

という選択肢は思いつきもしなかった。

 

夫に

余命宣告を受けたこと、本当の体の状況を伝えること 

そんなことはあの時はできなかった。

 

 

夫が自分がいなくなった時を恐れていたのを知っているし

口には出さないけど、とにかくとにかく怖かったはず。

 

 

 

治療は辛いけど、治療が効かないほうがよっぽど怖い。

 

悲しませることが怖い。

 

 

意識が朦朧とする中、死んでいくことを知った時どんな思いでいたか。、

 

 

 

それを毎日、病院での治療なしに

良くなる治療、治る治療ではなく、緩和の治療と知って。

今日で最後か、明日で最後か

 

そう考えて日々を過ごすなんて

 

 

 

治る ことしか考えない方がよっぽど心が楽だと思った。

本人も、家族も。

 

 

きっと良い日々を過ごすための選択はそれぞれに違うんだ。

 

私たちには希望を持つ日々を過ごすことが支えになったけど

今日1日を生きることも大切なんだ。

 

 

お疲れ様でした。

全員が頑張ったのですね。