毎日同じ安定した暮らしのある人が羨ましい。不満があることすら羨ましい。
夫婦喧嘩をあえて見せてくるような2人。
羨ましい。
お互いの愚痴を言っているのも羨ましい。
あたり前すぎて気づいていないのか、わからないけど。
不満が生まれるのは幸せがあるから。
「もっと」と欲があるから愚痴がでるだけ。
当たり前の、何にも代えられない幸せがある。
羨ましい。
幸せな話題を聞くのも、自分にはないもので辛いと感じるけれど、
愚痴や不幸話をされるのもまた辛い。
こちらの事情を知っていても、ついつい話してしまうのだろう。
別にいいけど。
いつも
夫の気持ちを知りたくて不安で寂しくて。
話したくて抱きしめたくて。
同じものを食べて一緒に歯磨きをして同じベッドにはいる
そして2人で目覚める
その当たり前の"ただの生活"にとても憧れていた。
長い入院生活で、それがどんなに貴重で特別なことか思い知った。
夫と生活を共にする、時間を一緒に過ごす
それが一番の夢。
あの世があって、暮らしがあるのなら
ただ一緒に居ることができればそれでいい。
どんなでもいい。
ただそれだけがあればいい。
日々現実を突きつけられる出来事の中で想いが募る。
なかなか追いつかなくてごめん。
なんでもできる王子様キャラだから
あの世でもすでに活躍してモテてそう。
でもまだ待っててくれますように。